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前回は、古田土会計グループが実践する「日本一の朝礼」の意義やその進行内容などについて紹介しました。今回は、その朝礼をマンネリ化させず、常に進化し続けるための具体的な工夫を解説します。
若手社員こそ優先すべき朝礼 目先の仕事よりも人間力を磨く
古田土会計グループの朝礼は、トップから現場の一人ひとりに至るまで、「大切な場である」という認識を共有している。執行役員の山崎貴則さんは、特に1~3年目の社員にとっては最優先にすべきものという位置付けであり、「忙しいので朝礼に出られません」という言いわけは論外だという。

(右から)
株式会社古田土経営
執行役員
CS事業部3部 部長
山崎 貴則さん
人事評価制度等新規事業開発にも従事
株式会社古田土経営
経理DX推進部
新規標準推進課 リーダー
松井 聡実さん
2024年より朝礼プロジェクトに参画
株式会社古田土経営
マーケティング部
CX課 リーダー
増田 研佑さん
2024年より朝礼プロジェクトに参画
「それは、若い世代には業績や結果よりも、まず人として成長してもらいたいと願っているからです。目先の仕事より、人間性を高める朝礼を重視してほしいと、内定時から伝えています。社長が経営計画書に込めた戦略について話すこともありますし、上長や先輩の良い話も聞ける。そうした貴重な機会が毎日のようにあるというのは、非常に大切だと考えます」
せっかく時間を割いて社員が集まるのだから、情報共有で終わるのはもったいないのだ。
「それぞれの会社で、目的に合わせて朝礼を設計することが大切だと思います。私たちのような朝礼の在り方に反発の声がなかったわけではないですし、1日で辞めてしまった人もいます。朝はただでさえ忙しいのに付き合っていられないという声も、もっともだと思わなくはありません。しかし、それに負けない経営者の覚悟が、朝礼を文化にしました。私たちが長年の経験から他社の方に何かいえるとすれば、それは『企業文化と乖離したものを持ち込んでも根付かない』ということに尽きます」(山崎さん)
「朝礼が注目され出したことで、『朝礼を取り入れると業績が上がるらしい』と期待して始めると、落胆することになるでしょう。なぜなら朝礼には、短期的な効果はないからです。半年や1年では何も変わらず、人件費ばかりがかかります。それでも粘り強く、試行錯誤しながら積み重ねた先にようやく変化が訪れるもので、業績の向上は副次的な効果に過ぎません。だからこそ、続けることに意味があります」(増田さん)
同グループの場合は、あくまでも「人間性を高め、その先に社員一人ひとりの幸せを願う」という理念を実践する場が朝礼だった。長らく、良い習慣を身に付ける理由とミッション・バリュー・ビジョンとの関連性を明確にすることに苦心してきたのだ。山崎さんは、業務連絡だけでも朝礼は成立するが、そこに経営理念が反映されていると、長い目で見たときに大きな差が生じるものだと感じている。
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