「eコミュニケーショングランプリ2021」開催報告

【選考委員特別賞】LINE Fukuoka:リモートワーク下でも社内の距離を縮めた6施策

月刊総務 編集部
最終更新日:
2021年10月14日
202111_024_ogp

LINE Fukuoka株式会社は多様な経歴や国籍の社員が働く、ダイバーシティを体現する職場だ。「コミュニケーションを生むコミュニケーション」を目指した6つの施策を紹介する。

施策の大小よりスピード感 社員の声を次に反映させる

リモートワーク導入で視野の狭まりやエンゲージメント低下が懸念される中、1000人を超える社員の「CLOSING THE DISTANCE」(人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めるというLINEグループのミッション)を実現するために、これまでに6つの施策を実施しました。共通項は「働く仲間を感じ、人と人の距離を縮める場にすること」「社員の自発的な次のコミュニケーションを生み出すきっかけになること」です。

Marketing Communication室の施策担当のみなさん。発表者は酒井優子さん(中央)
Marketing Communication室の施策担当のみなさん。発表者は酒井優子さん(中央)
6つの施策で経営層と社員、社員と社員の双方向コミュニケーションを推進。写真は期間限定メルマガ「LFKPress Weekly」
6つの施策で経営層と社員、社員と社員の双方向コミュニケーションを推進。写真は期間限定メルマガ「LFK Press Weekly」

経営陣と社員の距離を縮めた最初の施策は、全社員が集う経営方針発表会でした。2021年度は初のオンライン開催に挑戦。事前に募集した質問に経営陣が答えたり、舞台裏を後日オウンドメディアで発信したりと、リアル開催と変わらない一体感を醸成できるよう工夫しました。また、経営陣とのコミュニケーションをより深めるべく、2つ目の施策としてCOOメッセージを全社に向けライブ配信しています。SlackやZoomを活用してその場で質問できる双方向コミュニケーションに注力しました。

部長以上のリーダーについては、3つ目の施策である全社配信のインタビューが、「リーダーたちの新しい一面を知れた」と好評です。今年2月から現在まで隔週で継続しており、経歴や実績に加え、仕事観やプライベートにも切り込んでいます。

社員同士のコミュニケーションを意識した施策の代表は期間限定メルマガで、これはリモートワークの開始時、オフィスでの雑談に代わるコミュニケーションとして毎週、配信しました。「最近どう?」など、社員の近況がわかるQ&A形式のコンテンツをメインに、社内から募った配信サポーターのリアルな声を反映しています。

5つ目はテーマを設けた雑談空間。昼休みのバーチャルカフェに社員が集まり、テーマに沿って気軽に雑談するものです。Zoomのブレイクアウトセッションを活用して、発言しやすい人数規模を調整したり、運営がファシリテーターを務めたりなど、盛り上がる工夫をしました。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

g-soumu-editors-portrait-webp


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


関連記事

  • 「働きがいのある会社」トップ企業のハイブリッドワークの形 戦略総務を実現できるデバイスとは? PR
  • コスト削減だけじゃない! 働き方が変わり、コミュニケーションも生まれる「照明」のすごい効果 PR
  • 災害への備えは平時から。企業の防災担当者を強力にサポートする東京都のサービスとは PR

特別企画、サービス