テレワーク時代のマネジメント術

テレワークにおけるメンタルヘルス対策のポイント

株式会社パーソル総合研究所 執行役員 髙橋 豊
最終更新日:
2022年01月13日
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新型コロナウイルス感染症対策として、企業にテレワークが導入され、人流抑制に大きく貢献するとともに新しい働き方として認知されました。物理的環境が整備され、テレワークが定着しつつありますが、対面でのコミュニケーションが減り、相手が見えないリモートでのマネジメントの難しさを感じている方も多いのではないでしょうか。テレワーク下では、さまざまな要因によってメンバーの不安感や孤独感が増大したり、生産性が落ちたりします。一方で、生産性やエンゲージメント、求心力が上がったりします。この違いは、マネジメントが機能しているかどうかに起因しています。ここでは、テレワーク環境下において、メンタル不全や体調不良を早期発見するためのポイントについて見ていきます。

部下のメンタルヘルスをチェックするには?

テレワークのメリットとして「満員電車での通勤時間がなくなったこと」がよく挙げられますが、逆にいえば、これまではいや応なく通勤することで仕事から離れる時間をつくれていたのです。通勤だけでなく、客先や打ち合わせ先を行き来する間に喫茶店に立ち寄ったり、仲間と雑談したりすることで一息ついていた人もいることでしょう。こうした空白がなくなったことで生じた時間を、全て仕事で埋め尽くさなければ「さぼっていると思われるのではないか?」と感じてしまう真面目な人も、テレワーク下でのメンタルヘルスは心配です。

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著者プロフィール

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株式会社パーソル総合研究所 執行役員
髙橋 豊

大手建設会社での総務人事担当、電気メーカー子会社での採用および研修担当を経て、株式会社日本能率協会コンサルティングに入社し、大手IT企業などを対象に1,000 を超える事案のコンサルティングを経験。トーマツイノベーション株式会社(現・株式会社ラーニングエージェンシー)の講師派遣研修事業の責任者を務めたあと、現職に就任。著書に『テレワーク時代のマネジメントの教科書「 見えない部下」をどう管理するのか?』などがある。

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