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新型コロナウイルス感染症対策として、企業にテレワークが導入され、人流抑制に大きく貢献するとともに新しい働き方として認知されました。物理的環境が整備され、テレワークが定着しつつありますが、対面でのコミュニケーションが減り、相手が見えないリモートでのマネジメントの難しさを感じている方も多いのではないでしょうか。テレワーク下では、さまざまな要因によってメンバーの不安感や孤独感が増大したり、生産性が落ちたりします。一方で、生産性やエンゲージメント、求心力が上がったりします。この違いは、マネジメントが機能しているかどうかに起因しています。ここでは、テレワーク時代の新しいマネジメントにおける大事なポイントについて考えていきます。
テレワークによるメンタルヘルスの悪化
2020年3月からこれまで新型コロナウイルス感染症対策として社員のテレワークが登場し、定着しつつあります。テレワーク導入以降、1年半でシステム対応などの物理的環境整備は進み、導入当初の混乱は収まってきました。
一方で「メンタルヘルスの悪化」「テレワークにおけるマネジメント機能不全」など社員に絡む問題が大きくなってきています。それは、厚生労働省が行った「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」などの結果からも新型コロナウイルス感染症によって人のストレスが高まり、メンタルヘルスを悪化させていることが見て取れます。
その原因の1つは、パーソル総合研究所の一連のテレワークに関する調査結果から「社員の不安(「コミュニケーション不安」と「評価不安」が二大不安)」として挙げられており、ストレスの大きな原因になっていると考えられます。ただし、別の結果では、テレワークが生産性を高めることもわかっています。
テレワークの継続意向も高まっているため、今後はストレスを軽減しながら、テレワークを継続していくことが求められます。
出社組とテレワーク組が混在する「まだらテレワーク」
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