労務管理 虎の巻!
労務管理 虎の巻!(その5) 「定期健康診断」は実施後の措置が重要です!
日本橋人事賃金コンサルタント・社会保険労務士小岩事務所 代表 特定社会保険労務士 小岩 和男
最終更新日:
2013年10月22日
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「労務管理」。この言葉からまず思い浮かぶのは「労働時間や賃金」の管理でしょう。これらは従業員にとって根幹となる労働条件です。社内ルールを策定する上でイの一番に定めるべき内容ですね。
それ以外では「快適な職場環境づくり」も欠かすことのできない「労務管理」。従業員の安全や健康を確保することですね。今回はその中でも最も身近な職場の「健康診断」を解説します。
昨今、過重労働などによる健康障害(精神的なストレスなども含む)がビジネス社会で問題視されるようになっています。
これら職場の健康管理を取り締まるのは、労働基準監督署という行政機関。この機関による調査が入ると、労働安全衛生法による職場の安全衛生管理体制のチェックや、健康診断の実施状況や実施後の措置などについて指摘(指導)がなされることがあるのです。
毎年定期に実施している健康診断。効果を高めるには内容を的確に理解する必要があります。また、その実施内容もさることながら、実施後の措置もポイント。適正になされているか自社内で検証してみてください。
定期健康診断(労働安全衛生法第66条)
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