総務のマニュアル全社に浸透させる コンプライアンス教育の進め方

ポイントはパーパス? 社内にコンプライアンス意識を浸透させるための4つの視点と3つのステップ

株式会社日本能率協会コンサルティング SX事業本部 兼 生産コンサルティング事業本部 チーフ・コンサルタント 河合 友貴
最終更新日:
2023年07月06日
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今回は、コンプライアンス意識を浸透させるために必要な4つの視点をご紹介します。また、その視点の中で最も重要な視点でいかに取り組んでいくべきかについても見ていきます。

コンプライアンス意識の浸透に向けた自律と他律

サステナビリティやESGSDGsという言葉や概念が世に知れ渡った現代において、企業は自社の利益追求だけではなく、自社の事業が社会に与える影響について考え、あらゆるステークホルダーからの高度な要求に応えることが当然のように求められています。

何のために強化するのか? 今コンプライアンスが注目される背景と日常業務で発生しやすいリスク」「バイトテロなどのリスクに備えた管理体制とは? 企業不祥事の発生のメカニズムとその対策」で述べられてきたように、昨今の世情に合わせて、コンプライアンスの種類は多岐にわたり、さまざまな意味を内包するようになりました。この複雑化し重要性も増すコンプライアンス意識を社内に浸透させるためには、自律と他律が重要になります。

ここで述べる自律とは「自分もしくは自社の倫理観に基づき自分もしくは自社を律すること」を意味し、他律は「上司など自分以外の関係者や社外から示されるルールにより、自分もしくは自社を律すること」を意味します。

自律力と他律力向上に向けた4つの視点

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著者プロフィール

kawai

株式会社日本能率協会コンサルティング SX事業本部 兼 生産コンサルティング事業本部 チーフ・コンサルタント
河合 友貴

大手電機メーカーのSCM部門にて実務を経験したのち、株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)に入社。製造業を中心に、サプライチェーンやロジスティクス、製造/物流現場改善のコンサルティングを行っている。サステナビリティ・SDGs関連の支援経験も豊富で、SDGs推進マスタープラン策定/実行支援、GHGプロトコルスコープ3排出量算定、マテリアルフローコスト会計(MFCA)なども支援している。コラムはこちら

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