防火管理:防火対策

最終更新日:2010年03月10日

放火は大都市における火災の発生原因のトップとなっており、防火管理上その対策は重要な事項となっている。放火は、放火されやすい状況を放置することにより、引き寄せてしまうことがあり、そのような状況をつくらないことがポイントである。そのためには、可燃物の整理、監視体制の強化、施錠管理が有効である。以下に、放火対策のチェックポイントを記す。

(1) 人目のつかない場所(階段踊り場、非常階段、廊下、洗面所等)に可燃物を放置しない

(2) 可燃物を置くのであれば整理する

(3) 上記場所に監視カメラを設置する

(4) 上記場所を不定期に巡回する

(5) 可燃物を収容している物置や倉庫は窓を含めて施錠管理する

(6) 使用しない部屋は窓を含めて施錠してしまう

(7) 最終退館者が可燃物を片付け、施錠可能な倉庫へしまう

(8) 出入口を制限し、入館者を監視できる体制とする

(9) 敷地内や建物に安易に侵入できないようにする

(10)入館許可証を身に付けてもらい、不審者の発見が容易にできる体制とする

(執筆:『月刊総務』)

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