最終更新日:2011年01月01日
消防用設備の点検には、日常点検と法定点検がある。
日常点検は防火管理者が行う随時点検であり、目的は消防用設備の使用を妨げる障害を排除し、適正に使用できる状態を保つことである。法定点検は、消防設備士などの有資格者が、6カ月ごとに行う点検で、特定防火対象物では年1回、その他の対象物では3年に1回、検査結果を消防署に報告しなければならない。法定点検の項目は、有資格者により行われるので省略し、日常点検のチェックポイントを以下に記す。
- 消火器が指定された場所に設置されているか、変形や損傷はないか
- 消火器がすぐに取り出せるようになっているか、周囲に障害物はないか
- 消火栓の周囲に障害物はないか、扉は十分に開くか
- 消火栓のホースやノズルに損傷はないか、適性に装備されているか
- スプリンクラーの水の動線に障害物はないか(間仕切り・段ボール箱など)
- スプリンクラーヘッドに損傷はないか
- 火災感知器の未警戒区域はないか(間仕切り)
- 避難器具の周囲に使用上の障害物はないか
- 避難誘導灯は点灯しているか、損傷はないか
- 避難誘導灯を隠しているものはないか(垂れ幕など)
(執筆:『月刊総務』)
防火管理 に関連するその他の用語
消防設備の点検に関連する記事(総務・人事・広報・法務・イベント情報)