総務の知的財産戦略

総務の知的財産戦略 第11回

ブランシェ国際知的財産事務所  弁理士 高松 孝行
最終更新日:
2017年08月01日

こんにちは。ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 高松孝行です。

今回は、前回説明したJ-PlatPatから得られた特許出願情報を活用して、より広い特許を取得できるようにする方策を解説いたします。

競合会社の特許出願書類を読んでいると、そこに記載されている発明(技術)の一部を自社に応用できることに気付くことがあります。

言葉だけだとよくわからないと思いますので、切り餅を例に挙げて考えてみましょう。

切り餅の事例

さて、切り餅というと、複数の会社が工夫を凝らした製品を多数販売していますが、それについては知られていない(存在していない)と仮定して話を進めます。

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著者プロフィール

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ブランシェ国際知的財産事務所  弁理士
高松 孝行

ブランシェ国際知的財産事務 共同代表弁理士。茨城県出身。東京工業大学大学院での研究経験を生かして、弁理士となる。特許事務所勤務を経て、独立行政法人産業技術総合研究所(現国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研))にて、技術移転業務に従事。数百社との技術移転交渉、1,000通を超える契約書作成を経験。産総研退職後、2015年3月事務所開設。現在、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業カタライザーおよび独立行政法人中小企業基盤整備機構の中小企業アドバイザー等の公的機関の専門家として、中小企業・ベンチャー企業等の支援を行う。発明の相談から権利化・活用、補助金申請サポートまで幅広い業務を行っている。


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