社員の自立・協働を促す! マネジメントでリモートワークの課題を解決

リモートワークが抱える課題とその対処法

メンタルチャージISC研究所株式会社 代表取締役  岡本 文宏
最終更新日:
2023年02月10日
gs230210100

ここでは、リモートワークを導入する上での課題とその解決法について見ていきます。

プラス面にフォーカスし、事実を正確に捉える

リモートワークでは、部下の働いている姿を実際に見ることはできません。そうなると、そばにいない部下の仕事ぶりを想像するしかありません。「仕事をやらずにサボっているのではないか?」など、心配になることもあるでしょう。そもそも人の脳は、ネガティブ思考に陥りやすいといわれています。たとえば、過去に部下が仕事中にスマホを閲覧してサボっている姿を見た経験があるなら、そのときの記憶がよみがえり、「仕事をしていないのでは?」と妄想を膨らませてしまいます。一部の情報だけを基に、全てのことを安易に判断してしまうことは、心理学でヒューリスティックと呼ばれ、上司や経営者がこのトラップに陥ると、マネジメント上の判断を誤ってしまうので注意が必要です。

実際に、部下の多くは業務を完了するために仕事に取り組んでいます。部下も上司から「仕事をしていないと思われているのでは……?」と不安に思っている人が案外多いようです。

上司がマネジメントする際に行うべきは、事実を正確に捉えることです。そのためには、部下たちのマイナス面にフォーカスするのではなく、プラス面にも焦点を当てることが大事です。

続きは「月刊総務プレミアム」会員さまのみ、お読みいただけます。

  • ・実務や法改正の解説など、情報価値の高いWEB限定の有料記事が読み放題
  • ・デジタルマガジンになった『月刊総務』本誌が読み放題
  • ・『月刊総務』本誌を毎月の発売日にお届け
  • ・当メディアが主催する総務の勉強会や交流会などのイベントにご優待
  • ・スキルアップに最適なeラーニングコンテンツが割引価格に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

プロフィール

f-okamoto2302

メンタルチャージISC研究所株式会社 代表取締役
岡本 文宏

繁盛企業育成コーチ。現場でチームを率いて手に入れたリソースを活用し、経営者などに「人」を生かした業績向上メソッドやマネジメント手法を提供。「人の問題で悩む経営者、組織のリーダーを0にする」ことをミッションとする。2005年にメンタルチャージISC研究所株式会社を設立後、250社以上にコンサルティングを行う。著書は『リモート・マネジメントの極意』など9冊。専門誌の執筆は400冊を超える。

関連記事

  • レンタカーの安全運転管理も可能! コストを抑え、車両管理にかかわる日常業務の負担を減らす方法 PR
  • 食で社員を応援! 総務が値段を決められる自由さがポイント。豊富なアイテムがそろうミニコンビニ PR
  • 何となくで選んでない? 実は重要なオフィスの「照明」。空間に合った明るさや色味が与える効果 PR

特別企画、サービス