採用ブランディング
採用ブランディング【第12回】採用はジャイアント・キリングを起こせる(事例編)
むすび株式会社 代表取締役 ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター 深澤 了
最終更新日:
2018年09月03日
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個別接点を抜きに採用はできない
採用ブランディングを行うと、自分たちよりも知名度のある大手企業と競合することが増えていきます。そして求職者が大手企業ではなく、自社に内定承諾する「ジャイアント・キリング(以下「ジャイキリ」)」が起こります。なぜそれが起こるのかのメカニズムについては前回解説しました。
簡単におさらいしておきましょう。「B=(b×c)v」という公式でブランド構築を考えたとき、採用は、面接などの個別接点を抜きに行うことはできません。なぜなら、b(behavior=従業員の行動)にかかる比重が大きく、元のイメージを覆したり、新たなイメージが作られるほどの影響力を出しやすいからです。
広告宣伝やプロモーションのようにc(communication)にかける予算差が出にくい、というのもこの公式で説明できました。プロモーションに100億円かける企業はあっても、採用に1億円かける企業はかなり少ないでしょう。
さて、では実際にジャイキリはどのように起きるのでしょうか。著書『採用ブランディング』(幻冬舎)にも出した事例を用いつつ、どのようなことが起きたのか解説していきます。
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