総務のプロに聞く 戦略総務的「場」の発想

公務員は「市民の総務」 成果を出すために何をすべきか

月刊総務 編集部
最終更新日:
2022年03月09日
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公務員は「市民の総務」

私が大学を卒業した1994年はバブル崩壊が大きく影響した厳しいタイミングだったため、地元の信用金庫に勤務しました。当時、地域の金融機関では新しいものを作り上げるよりも、1円もたがわず収支を合わせ「ゼロに始まりゼロに終わる」ことが良しとされていました。若かった私は、10年後の自分のあるべき姿を考え、転職を決意しました。

次に選んだ仕事は自治体職員で、1997年に大津市役所に入庁しました。当時の市民スポーツ課に配属され、多くの大会やイベントにかかわりました。最大のものはびわ湖毎日マラソンです。長野オリンピックの聖火リレーにも携わりました。

その後、公営競技事務所(競輪場)に異動して総務係を担当し、ここで初めて総務の仕事に就きました。さらに、下水道部署や財政課にも行きました。自治体の仕事は課によって仕事内容が全く異なるため、業種を変えて転職しているような感覚でしたね。

そして2010年、都市経営室に移りました。そこで、公共施設のマネジメントを手掛けることになるのですが、当時はFMの先進事例がほとんどなく、本を読んだりセミナーに通ったりして勉強しました。

原動力は「ワクワク感」と「危機感」

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