総務のプロに聞く 戦略総務的「場」の発想

総務のお客さまである社員、そしてその先にいるクライアントの満足のために

月刊総務 編集部
最終更新日:
2022年07月28日
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何でもできるのが総務の楽しさ

最初に就職したのは、広告制作プロダクションでした。学生時代は特に希望する仕事がなく、たまたまこの会社のインターンに応募したことがきっかけです。デザイン会社なのでインターン生は美大生が多かったのですが、私は一般の学部だったため、インターン先は営業か総務という選択でした。営業は苦手なので総務を体験させてもらい、社員の方々に親切にしてもらったことで入社を決めました。

お茶くみに始まり、電話取り、来客対応、設備管理、備品管理、採用、イベント運営、法務、情報システム、社内報、社内メルマガ、グループ会社との交流会、オフィスのレイアウト変更、葬儀の手伝いなど、総務関係のあらゆる業務を経験し、6年半在籍しました。

株式会社メディカルノート コーポレート部 総務 西村 好美さん
株式会社メディカルノート
コーポレート部 総務
西村 好美さん

広告制作プロダクション、ECサイトの運営会社を経て、株式会社メディカルノート入社。「フロアのようすには、そのときの会社の状態が表れる」と考え、社員が快適に働けるよう職場環境の整備に尽力する。「次工程はお客さま」をモットーに、自社の社員とクライアント双方の満足を目指す。社内Slackに掲載するグルメサイトとペットコーナーが好評。

1つの事柄のスペシャリストになるより、何でもできる点が総務の楽しさです。新しいことを始めるのではなく、すでに存在するものをブラッシュアップしていくことに、喜びを感じました。

裏方に徹し、予測される事態を回避

私は細かいことが好きで、ホチキスの芯やコピー用紙の補充、インクが切れかけたホワイトボードマーカーの交換など、備品管理には特に気を配りました。使いたいときに使えなければ、誰もが残念な気持ちになります。予測される事態を事前に回避して社員のネガティブな体験を少しでも減らすよう、何事においても先回りして準備しました。

出社したら真っ先に会議室の椅子をチェックするのが日課で、退社前には翌日にするべきことをメモに書き出し、終わったタスクは消していきます。

こうして小さなことを積み重ね、そこから派生する出来事や可能性を予想しながら仕事を進めるのが、私の仕事のスタイルです。根っから裏方根性で、飲み会などの場でもひたすら空き缶を回収しているタイプなのです。

転職で営業を経験 やっぱり総務に戻りたい!

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月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


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