コラム

総務 / 総務の在り方 / 「場」の作り方

組織を活性化する「場」作り【その12】「聞き上手」と「話し上手」 (1)

2019年03月20日

 コミュニケーションの「場」をデザインし、また、組織の中で部下を持たれているというみなさんに向けて、部下とのダイアローグ(会話)のコツをご紹介します。

■まずは「聞き上手」になることから

 メールやチャットでのバーチャルコミュニケーションではない、対人リアルコミュニケーションをうまく行うための秘訣(ひけつ)の一つは「聞き上手」になることです。コミュニケーションには80:20の法則があります。コミュニケーションの基本は「聞くこと」が80%、「話すこと」が20%というものです。コミュニケーションは「聞くこと」から始まるといっても過言ではありません。

 自分から「何かいいたい、伝えたい!」と思うことであっても、最初は、その思いを話したい相手から発話させて、まずは聞き手になるのです。「ねぇ!聞いて聞いて?......」とはやる気持ちは誰もが持っていますが、相手の心の状態や状況を無視して、一方的に話し掛ける(自分の話しを聞いてもらうこと)ことは、控えたいものです。

 みなさんが逆の立場だったら、よくわかりますよね。まずは、話したい相手の心の状態をはかりながら、相手のペースで会話をスタートさせて、相手の話しに誠意を持って真摯(しんし)に耳を傾けることです。

■「聞き上手」になるためのポイント

 聞き上手になるための大切ポイントは以下の通りです。

(1) 相手の目をさりげなく見ながら聞く
 見つめ過ぎてはいけません。さりげなく視線を相手の口元から目のあたりに置きながら聞くことです。

(2) 話の内容によって表情を変える
 ポジティブ話の場合、軽くスマイル顔をして聞きます。シリアスな話の場合は真剣な顔で、真摯な気持ちで聞くことが大切です。

(3) タイムリーにうなずきながら聞く
 うなずくことは、相手の気持ちを尊重しているサインです。たとえそう思わない内容であっても、まずは気持ちに寄り添って聞きましょう。

(4) 話の腰を折らない
 何かいい返したくなっても、話の腰を折ってはいけません。相手の話を最後まで聞くこと。

(5) 適度な短い返し(オーム返し)を入れながら、相手のペースで聞く
 話の内容を確認しながら、相手の言葉をリピートすることで、ある種の「信頼感」が醸成されます。

(6) 共感の念を持って聞く
 自分はそのように思わないことでも、まずは「共感の念」を持って聞くことです。うなずくことやオーム返しは、「共感の念」を相手に感じてもらうのに有効です。意見や議論は、一通り話を聞いたあとにすればよいのです。

 「聞き上手」になれれば自然と「話し上手」にもなれるものです。次回は「話し上手」になるためのコツをご紹介します。

岡田 大士郎
​​MENU