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2017年12月14日
【調査】8割以上が働き方改革を「実感していない」


 一般社団法人日本能率協会は、2013年より全国のビジネスパーソン1,000人に実施している、職場や仕事に対する考えについて意識調査の第8回として、政府が最重要課題の一つと位置付ける「働き方改革」を取り上げました。


 「働き方改革」と聞いてイメージすることを複数回答で聞いたところ、全体では「有給休暇が取りやすくなる」(37.6%)がもっとも多く、次いで「残業が減る」(36.0%)となり、それぞれ4割近くに達しました。3位以下については、男女で差が見られました。男性では、3位「生産性が向上する」(28.8%)、4位「育児と仕事が両立できる」(25.9%)、5位「フレックスタイム制が導入される」(22.9%)となりました。女性では、3位「女性が職場で活躍する」(32.4%)、4位「育児と仕事が両立できる」(31.9%)、5位「フレックスタイム制が導入される」「テレワーク・在宅勤務が導入される」(ともに26.1%)とという結果となりました。


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 働き方改革を実感しているかどうかという質問では、全体では「あまり実感していない」が41.5%、「まったく実感していない」が39.2%となり、働き方改革を実感していない人は、8割を超えました。性別では男性より女性、年代別では40代、50代、雇用形態別では、正規職員より非正規職員の方が、働き方改革を実感していないことがわかります。


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 働き方改革を実感していない理由を複数回答で聞いたところ、全体では、1位「有給休暇が取りにくいから」(28.2%)、2位「正社員と非正規社員の給料の格差がなくならないから」(26.6%)、3位「残業が減らないから」(24.1%)でした。男女別で見ると、男性では、1位「残業が減らないから」(29.8%/女性より12.2ポイント高)、2位「有給休暇が取りにくいから」(28.2%)、3位「生産性が向上しないから」(27.4%/女性より12.3ポイント高)となりました。女性では、1位「正社員と非正規社員の給料の格差がなくならないから」(37.7%/男性より20.8ポイント高)で4割近くに達しました。次いで2位「有給休暇が取りにくいから」(28.1%)、3位「管理者が働き方改革に積極的ではないから」(19.4%)となりました。


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 一方、「働き方改革」を実感している人に理由を聞くと、全体では、1位「残業が減った」(38.0%)、2位「有給休暇が取りやすくなった」(31.9%)、3位「女性活躍が進んだ」(24.1%)でした。特に男性では、4割を超える人が「残業が減った」と回答しています。「残業減」と「有休取得」は男女ともに働き方改革を実感する大きな要因といえます。男女別に見ると、男性では、3位「女性活用が進んだ」「生産性が向上した」(ともに23.4%)、女性では、3位「女性活用が進んだ」(25.4%)、4位「育児と仕事の両立支援が強化された」(20.3%)が続きます。男性では3位につけた「生産性向上」は女性では5.1%にとどまっています。上位5項目は、順位は違いますが、働き方改革のイメージの回答とほぼ重なっており、イメージと現実がつながっています。


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 「働き方改革」に向け、今後どのようなことに重点をおいてほしいかという問い(あてはまるものを5つまで選択)では、全体で1位「有給休暇取得の推奨」(33.0%)、2位「長時間労働の是正」(26.9%)、3位「管理者の意識改革」(20.0%)でした。男性では、2位「長時間労働の是正」(33.9%/女性より15.7ポイント高)、3位「管理者の意識改革」(22.9%/女性より6.5ポイント高)で、女性では、2位「非正規社員から正社員への登用」(26.3%/男性より11.5ポイント高)、3位「週休3日制の導入」(20.2%)という結果となりました。週休3日に関しては、男女とも約2割が望んでいることがわかりました。


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【お問い合わせ】
一般社団法人日本能率協会 KAIKAセンター JMA広報室 担当:斎藤
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