総務の社内PR大作戦

第7回:御用聞きを徹底する「エコヒイキ大作戦」

株式会社タンシキ  代表取締役 秋山 和久
最終更新日:
2017年06月06日

今回は、Step3「御用聞きと社内営業の実践」です。題して「エコヒイキ大作戦」です。ここでは、御用聞きに徹して、問題解決の実績を小さく積み上げていくことの大切さをご紹介します。

第2回に、総務部門の第一優先課題が「業務の明確化・効率化」と「部門の地位向上」の連関図を示しました。ここで重要なのは、業務の明確化ができていないがために、各部門にとって総務部門に対する「ニーズ」が顕在化されないことです。ニーズが顕在化されなければ、問題が存在しないことになります。  

ニーズ発想といえばマーケティングです。もちろん、総務業務は役員・社員を対象にしたサービス業ではなく、彼らが「消費」するわけではありません。ただ、アウトソースが進む管理部門にとって、役員・社員のニーズ起点で業務を戦略的に作り出していかなければ、そう遠くない将来に完全にAIに置き換わってしまうことでしょう。そろそろ、総務・人事・経理・監査・広報など管理部門は最悪のシナリオを想定して、戦略業務に本格的にシフトしなければ、自らの立場も危うくなってきます。  

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著者プロフィール

k_akiyama

株式会社タンシキ  代表取締役
秋山 和久

媒体側(記者)、受注側(PR会社・Web制作)、発注側(事業会社)の3つの立場を経験した社内・社外広報コンサルタント。戦略・計画策定、組織づくり、活動評価、実務の助言等を行う。広報専門部署の支援から、総務が広報を兼任する企業の支援まで多数の実績あり。

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