出張旅費管理の新潮流

出張旅費管理の新潮流 はじめに 〜ビジネス・トラベル・マネジメント(BTM)がいま求められる背景

BTMA Japan(ビジネス・トラベル・マネジメント・アドバイザーズ・ジャパン)  代表 森 栄蔵
最終更新日:
2016年06月14日

はじめに

ここ数年来、企業のガバナンス強化及び社員のコンプライアンス遵守がもっとなされていたら......と思われる企業、団体の不祥事が続発、企業の存続に関わる重大な影響を及ぼしている。

最近の例では三菱自動車工業、スズキの自動車燃費不正測定問題や東京都知事を巡る一連の問題が思い当たる。 これから本コラムで扱うビジネス・トラベル・マネジメント・プログラムは、企業ガバナンス強化とコンプライアンス遵守によく効く"漢方薬"である。じわじわと効き目が現れるし、副作用がない。

これは私の前職の旅行業務外部受託旅行社での実務経験、個人コンサルティング事務所の仕事経験を通算10年やってみて肌で感じる点である。

じっくりとお読み頂いて"これは使える"と感じたら、貴社でもお試しいただきたい。

ビジネス・トラベル・マネジメント(BTM)は出張規定という明確な"憲法"を拠り所として、それを支える"各種法律"に当たる各種運用取決めと管理手法とで構成される。

そしてビジネス・トラベル・マネジメントに関わる日々の具体的な業務は業務委託契約を結んだ旅行会社がやる。 その作業工程内容はサービス提供覚書に基づいたもので、

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著者プロフィール

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BTMA Japan(ビジネス・トラベル・マネジメント・アドバイザーズ・ジャパン)  代表
森 栄蔵

プロフィール
BTMA Japan(ビジネス・トラベル・マネジメント・アドバイザーズ・ジャパン)代表。プリンシパル・アドバイザーとして大手総合旅行会社、インハウス旅行会社、GDSに日本型BTM導入指導、社員の教育訓練を5年間実施。ほかに外資企業のBTMアドバイザーとして旅行業務包括契約の会社選任入札、入札後のベンダーマネジメント、旅行業営業力強化研修を中心に助言・指導を行っている。
日本国際観光学会に所属時は、ビジネス・トラベル・マネジメントと戦後海外旅行発達の歴史をライフワークテーマとして研究・発表活動を行ってきた。4年にわたり全国大会のセミナーでBTM理解と普及を目的として研究成果を発表。大手BTM旅行会社(TMC)およびインハウス旅行社相互の勉強会主宰、活動中。
2009年2月、旅行会社トップマネジメントクラブ、トラベル懇話会にて講演発表、目下の研究分野は危機管理、サプライヤー交渉のe-RFP、戦略的ミーティング管理(SMM)及びMICE分野。米国MICE関連公認資格CMPを2012年3月取得。ハラール管理者講習修了書取得。2013年観光庁MICE人材育成支援社のCMP受験をトラベルジャーナルと共同実施、合格者輩出。

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