• TOP
  • ニュース

2017年12月21日
【調査】「顔と名前を覚えられている」人は離職意向が低い


 株式会社カオナビが運営する、HRテクノロジーや組織・人事領域の研究機関「カオナビHRテクノロジー総研」は、20代から50代の会社員、男女600人を対象に「社内コミュニケーションと働き方」に関する調査を行いました。


 「あなたは、今の会社を辞めたいと思ったことはありますか?」という質問をしたところ、離職意向が高い人(辞めたいと「しばしば思う」「常に思っている」)の割合が、社内の人から顔と名前が「よく覚えられている」と感じる人の中では25.4%、「あまり覚えられていない」と感じる人の中では36.4%という結果となりました。離職意向が高い人の割合は、「よく覚えられている」と感じる人が30.2%(※)低く、「顔と名前を覚えられている」と感じるほど、離職意向が低下することが推測できます。「社員の離職を防ぐ解決策の一つとして、社員の名前を呼んで挨拶する、声を掛けるなどして、社内の人から『顔と名前を覚えてもらっている』と認識させることが有効だといえそうです」(同社)。


 次に、社内の人から顔と名前が覚えられていることによって、仕事へのモチベーションにどのような影響があるのかを調べてみたところ、モチベーションの高い人(モチベーションが「とても高いと思う」「高いと思う」)の割合が、顔と名前が「よく覚えられている」と感じる人の中では53%、「まあ覚えられている人」と感じる人の中では41.7%、「あまり覚えられていない」と感じる人の中では33.5%という結果となりました。「よく覚えられている」と感じる人の方が、「あまり覚えられていない」と感じる人と比べ、モチベーションが高い人の割合が約4割高く、また「顔と名前を覚えられている」と感じる度合いに比例して、モチベーションが高い人の割合は増加傾向にあることもわかりました。


 今回の調査では、社内の人から顔と名前が「覚えられている」だけでなく、自身が「覚えている」ことによって、離職意向やモチベーション、会社満足度にどのような影響があるのかも調べてみました。まず、離職意向の変化を見ると、離職意向の高い人が、社内の人の顔と名前を「あまり覚えていない」人(認識している度合い10%から30%)の中では35.0%、一方で顔と名前を「よく覚えている」人(認識している度合い70%から100%)の中では20.4%という結果となりました。離職意向が高い人の割合は、「よく覚えている」人の方が4割以上低く、社員の顔と名前を覚えているほど離職意向は低下傾向にあると推測できます。


 次に、満足度やモチベーションの変化を見ると、社内の人の顔と名前を「よく覚えている」人ほど、会社への満足度やモチベーションが高い人の割合が増加していることがわかりました。「顔と名前を覚えることによって社内の人とのコミュニケーションが活発となり、仕事もスムーズに進みやすくなるため、仕事へのモチベーション、さらには会社満足度が上がるのではないでしょうか。顔と名前を覚えられるだけでなく、覚えることも自身がモチベーション高く働くにあたり重要だといえます」(同社)。


※「あまり覚えられていない」と感じる人を100%としたときに、「よく覚えられている」と感じる人との差を割合で算出。これ以降の調査結果も、すべて値が大きい方を100%として、比較対象との差を割合で算出している。


【お問い合わせ】
株式会社カオナビ
https://corp.kaonavi.jp/