総務の引き出し(BCP)

防災・BCP対策を「非常用」と考えていませんか? 業務慣習の改善から始める中小企業のBCP

BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家 昆 正和
最終更新日:
2026年01月08日
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防災対策やリスク個別の対策、そして製品やサービスの供給を止めないためのBCP対策にも当てはまることですが、これらの多くは経営とは別次元の「非常用」としての位置付けになっています。そのため限られた資金と資源しか持たない中小企業では、導入に二の足を踏むことも少なくありません。しかし実際は、日常の業務慣習の非効率性や硬直性、無秩序性を改善することで、リスクの低減や被害の未然防止、そしてBCP対策につながることもあります。

日常の業務慣習の改善によるBCP対策

では日常の業務慣習におけるリスク(図表1)を低減、回避する方法について見ていきましょう。

図表1:日常の業務慣習の中に潜むリスク

(1)冗長な業務手続きの簡素化・DX化

承認印の押印やりんの手続き、FAXによる注文票や報告書、依頼書のやり取りなどが慣例化している会社では、担当者の不在や書類の紛失などでしばしば業務が滞ります。災害が発生すればなおさらのこと。形式的、アナログ的な処理手順を減らしてペーパーレス化、ハンコレス化に移行すれば、不要な業務停滞のリスクを回避できます。

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プロフィール

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BCP策定・気候リスク管理アドバイザー、文筆家
昆 正和

企業のBCP策定/気候変動リスク対策・適応策に関するアドバイス・講演・執筆活動に従事。一般社団法人日本リスクコミュニケーション協会理事。著書に『今のままでは命と会社を守れない! あなたが作る等身大のBCP 』(日刊工業新聞社)、『山のリスクセンスを磨く本 遭難の最大の原因はアナタ自身にあった(ヤマケイ新書)』(山と渓谷社)など全14冊。雑誌やWebへの寄稿・連載など多数。趣味は登山と読書。著者のnoteはこちら

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