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組織を活性化する「場」作り【その5】話し上手になる秘訣 (外集団同僚等とのコミュニティー作り)

2018年06月22日

■外集団同僚と、どう交流するか

 組織内で、自分が帰属している部門の人たちや、仕事でつながりのある部署の人たち(いわゆる内集団)とのコミュニケーションは、お互いに同僚としての認知がありますから、話し掛けることや話を聞くことにはさほど抵抗がないと思います。

 一方、同じ会社で勤めているけれど、仕事や仕事以外での関係性が全くない「他人社員 (外集団にいる人たち)」とは、「あの人とちょっと話してみたい」と思っても、なかなか話しかけづらいものです。ですが、外集団同僚との交流をスムーズに行う方法、つまり「他人社員との距離感を縮めるコミュニケーションスキル」は、何も難しいことではありません。

■人とのネットワークをうまく活用する

 たとえば、大学時代の先輩後輩の関係や同期との関係は、お互いにある種の「心の絆」ができており、職場を越えた外集団組織にいても「意識の内集団」化ができているものです。また、かつて一緒に仕事をした人や、会社内の同好会的な活動を一緒にしている人も同じ「意識の内集団」にいる人たちです。要は、こうした自分が持っている人的なネットワーク(社内人脈)をうまく活用しようと「意識」する事が大切です。

 さりげなく、社員食堂等で隣合わせになった「話したい人」に声を掛けるのは勇気がいりますし、ついつい尻込みしてしまうことが普通です。実は、総務FM部門がさまざまな社内イベントを企画して、コミュニケーション促進をはかる意図は、外集団他人社員同士をつなぐきっかけを提供しているものです。自分が、組織の中で「話し上手」になる秘訣は、人とのネットワークをうまく活用しながら、(会社側、といっても総務人事が提供する)社内イベント等の機会に積極的に関与してみてください。

■ネットワーキング活動を「サボっている」ととらえる日本の組織風土

 自分の属する組織内外のコミュニティを広げる努力、つまり「ネットワーキング活動」を業務の一部と考えることが必要だと思います。しかし、まだまだ日本の多くの組織では、日常業務以外の活動は、「遊んでいる」とか「サボっているの」と見られる傾向があり、積極的な活動がしづらい環境であるのが現状です。

 ただ、例外もあります。「スモーカーズソサエティー」です。喫煙者にとって、煙草を一服することは、「サボっている」のではなくリフレッシュしているのであり、周囲もそのように見ます。非喫煙者がリラックスしてネットワーキング活動をしていると「サボっている」と見る風土は何かおかしいと思いませんか?

 その原因は、長年培われてきた「組織風土」や、上長の意識に起因するものも少なくありません。 みなさんが部下を持つ立場にいる場合は、一度振り返ってみてください。 部下の育成・教育と称して、目先の目標だけに目を向けていませんか?

■社員のコミュニケーションスキルを向上させるには

 人の育て方、コミュニケーションスキルを身に付けさせる指導方法は、部下の目線を内集団だけにとどめるのではなく、外集団に目を向けさせることが重要です。「あいつはすぐサボるからなぁ」と思っていても信頼すること、そして我慢することです。そうすれば、人は成長するものです。社員のコミュニケーションスキルを向上させていくには、自身の意識をしっかり持たせる(ように水向けする)こと、そして「組織としての覚悟」が必要です。

岡田 大士郎
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