本に載らない現場のノウハウ 〜中小企業の人事制度〜
本に載らない現場のノウハウ 〜中小企業の人事制度〜【第14回】評価制度の話いろいろ(2)
ユニティ・サポート 代表/人事コンサルタント 小笠原 隆夫
最終更新日:
2013年11月21日
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差がつけばそれで良いのか
評価制度を語る上で、「同年齢、同じ社歴でも、年収で最大○百万円の差がつく」というような話をされることがあります。能力主義や実績主義であるということを強調したいのだと思います。
実際に制度を検討していく中でも、主に経営層から「もっと差がつくような制度にしたい」という要望が出て来ることがあります。もう少しよく聞くと「力のある者に厚く処遇したい」「結果を出している者に報いる制度にしたい」と言われることが多いです。
この気持ちは私も理解できますし、俗に言われる「悪平等」というものがあるのだとすれば、それは良いことではありません。ただ、単に差がつくようになれば、それが解消されるわけでもありません。
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