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組織を活性化する「場」作り【その10】組織サイロ化を防ぐ社内イベントの効用!

2019年01月11日

■実業団チームがいない企業はどうするか

 前回は、「企業スポーツ」を活用したエンゲージメントパワーアップと組織の求心力向上によるコーポレートブランディングについて解説しました。しかし、実業団チームやプロスポーツチームを持てる企業は一部の大手資本の企業だけです。

 ですが、実業団チームを持っていない企業でも、「他人社員」同志を交わらせるためのさまざまな手法があります。それは、社員が楽しそうと思うことができたり、ワクワク感を感じるような仕組みと機会を作ることです。具体的には次のようなものがあります。

■同じ趣味や嗜好(しこう)のサークル活動

 一つは同じ趣味や嗜好(しこう)のサークル活動です(例:軽音楽、茶道、華道、テニス、カードゲーム、野球、ゴルフなど)。

 こうした社外活動を通じることで職場を越えたつながりができます。ただし、サークル活動を「コミュニケーション・ファシリテーション」施策として有効に運営していくには、以下の点を考慮することが大切です。

・会社からの「公認」と活動支援
 「サークル活動」は、部署・職場をまたぐ社内コミュニケーション施策と位置付けて、会社公認の活動とすることにより一定の支援(活動費の補助等)を行います。そして、しっかりした事務局(人事総務部門やコーポレートコミュニケーション部門等)体制を作ることです。

・サークル代表のリーダーシップ
 リーダーは「半仕事意識」を持たないとなかなか継続できません。会社側は、リーダー活動をしている社員の業務評価や人事効果の対象とするのも一考です。

■社内イベントの開催

 もう一つは社内イベントの開催です。仲間意識や絆を醸成する企画としては、次のようなものが挙げられます。

・誕生月が同じ社員の誕生日会 (毎月開催)
 ただし、個人情報を気にする場合は、たとえば「誕生星座会」とかでも有効です。
・出身県の県人会
・社内サークルの発表・展示会
・音楽演奏会や美術作品展示会
・季節イベント(正月の餅つき大会、納涼祭、 ハロウィーン、クリスマス、納会等)
 社食がある場合は社内開催が有効です。
・復興支援イベント(ボランティア活動等)
・スポーツ大会(会社大運動会)
 実行委員会を作り準備段階からインナーコミュニケーションにすることも有効です。最近は、社員運動会を復活させる企業が増えてきました。
・ファミリーデー(社員の家族を職場に招待)

 このほかにもさまざまなアイデアが考えられます。みなさんの会社や組織でもトライされてみてはいかがですか。必ず効果があると思います。要は、「誰が」仕掛けるかです。 総務FM部門がイニシアチブを取ってやるのです! きっと何かが変わってきます。

岡田 大士郎
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