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「紙かWeb」から「紙もWebも」

2013年10月18日

Web社内報の導入が進んでいる。
不況の影響もあり、紙の社内報をやめてWeb社内報だけ、という企業も出てきている。 不可抗力的な判断はしかたない。

イントラが普通になりだしてからは、読者である社員や経営層からはWeb社内報だけにしたらいい、という意見もちらほら出てきている。
担当者のほうも、コスト削減に繋がって手間も省けるということで、紙の社内報を存続すべきかWeb社内報に移行してしまおうか悩むケースもある。

紙かWebかの選択」に悩むのである。

そしてWeb社内報の導入が進んできている現在。
「紙かWebかの選択」ではなく、「紙もWebも」という判断が正しいようだ。
それぞれのメディアの特性を活かし、対立概念ではなく補完関係へ。それが今の社内報に対する考え方である。

以下、それぞれの特性を整理してみる。


■印刷社内誌(Push型メディア)

<メリット>
◆コミュニケーション性に優れている
 閲覧、持ち歩きが自由「いつでも、どこでも、だれでも読める」メディア。
 複雑な内容を詳細に伝えたいとき、じっくり読ませるコンテンツに適している。

 ・一覧性、閲覧性に優れ、見やすく理解しやすい
 ・記事の重要度(優先順位)が明確である
 ・考えさせ、掘り下げた企画ができる
 ・保存性、頒布性に優れる
 ・全員に届く、共有できる
 ・家族も読める
 ・印刷媒体ならではの存在感

<デメリット>
 ・速報性、同報性、機動性に欠ける
 ・配布に手間と費用がかかる
 ・機密性に欠ける
 ・発信量が限られる
 ・コスト高


■WEB社内報(Pull型メディア)

<メリット>
◆インフォメーション性に優れている
 比較的単純明快な内容をスピーディーに伝達するのに適している。
 WEBは目的と意志を持って活用すると強みを発揮するメディア。

 ・すぐに伝えたい情報をスピーディーに掲載できる
 ・多数の相手に一斉に配信(同報)ができ、タイムリーにリアルタイムに共有できる
 ・常に最新の情報を更新することができる
 ・階層を持つことができる(ex.:帯情報から詳細情報へ)
 ・リンク機能によって、社内外の情報・人・機能へと拡張、相互補完・共創できる
 ・体系的に整理保存ができ、保存性に優れている
 ・知りたい情報をすぐに見つけることができる
 ・双方向性に優れ、参加型・コミュニケーション型のサービスを提供できる
 ・アンケートなどの集計が簡単にできる
 ・だれでも気軽に発信できる
 ・ターゲットを絞っての伝達が可能である
 ・訂正、加筆、加工が容易にできる、カラー写真による掲載ができる
 ・印刷媒体と比較して出力が減り、コストが安い
 ・ページの制約がない
 ・グループ各社に低コストで届けられる

<デメリット>
 ・じっくりと読み込む、まとめて読むならば、印刷媒体の方が良い
 ・パラパラとめくったり、斜め読みするならば、印刷媒体の方が良い
 ・PCの起動が必要、見てもらうまでのハードルは印刷媒体の方が低い
 ・全員が端末を持っているか、常時端末を閲覧できるかどうか問題
 ・特定の場所でしか閲覧できない、携帯性は印刷媒体の方が良い
 ・一覧性に欠ける、画面上で一度に読むことのできる情報量に限界
 ・家族が読めない
 ・導入コスト、ランニングコストがかかる
 ・情報が氾濫し、その結果、伝達が遅れたり、正確に伝わらないことがある
 ・漏洩や不正アクセスなど、セキュリティ対策が必要
 ・更新をどうやって知らせるか?


さらに詳しく、社内報、社内コミュニケーションについて知りたい場合、下記をご参照ください。


■All About 社内コミュニケーション コーナー
http://allabout.co.jp/gm/gp/1600/library/

豊田 健一
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