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業績に効果が出る新しい組織風土改革の進め方
第9回:自律分散型組織は双方向コミュニケーション!

2012年05月24日

第8回に続き、コミュニケーションの2回目になります。今回はコミュニケーションの種類と特性、組織構造との関係性についてお伝えします。


■上意下達と双方向なコミュニケーション
みなさんの会社、職場においては、どのようなコミュニケーションスタイルを取っているでしょうか?
例えば、下記で示す「上意下達型」のコミュニケーションばかりだという方はいますか?

【上意下達型】
・"上からの指示命令"と"下からの報告"という一方的な情報の流れの中で仕事をこなす。
・決まった結果のみが一方的に伝えられる(現場に落とされる)。
・上から言われたことをやることが正しい(上には逆らわない)。

「上意下達型」はわかりやすく言えば、"上からの指示・命令は絶対"というコミュニケーションです。組織の上(トップ)から下(現場)への指示や情報伝達が多く、下から上に向かう方向の情報が非常に少ないものです。
軍隊的な組織では今でも見られるものですが、多くは高度経済成長時代にこのようなコミュニケーションスタイルはピークを迎えます。

一方、下記で示す「双方向コミュニケーション」はいかがでしょうか?

【双方向コミュニケーション】
・階層に関係なく相談、知恵を出し合っている。
・現場からトップへの提案・意見が出しやすい。
・マイナス情報が積極的にトップに伝わる。

先ほどの上意下達型よりも、活き活きとして組織としても自立している"大人の組織"のように見えませんか?これら2種類のコミュニケーションスタイルと組織構造を当てはめると、図1のようになります。

図1.組織構造とコミュニケーション

soshiki09_ph01.jpg

「上意下達型」のコミュニケーションは、階層型組織において取られます。
「双方向コミュニケーション」は、トップと現場間でこまめな情報のやり取りがなされることから、現場で判断と実行ができる自律分散型組織において取られます。


■コミュニケーションの種類と質
組織風土はコミュニケーションと密接な関係があります。
しかし、コミュニケーションと言っても、何がコミュニケーションなのか、どこまでをコミュニケーションと言うのか、人により定義や解釈は様々です。
先ほどのコミュニケーションと組織構造を含めて、コミュニケーションを分類してみます。図2をご覧ください。

図2.コミュニケーションの種類と質
soshiki09_ph02.jpg

図2ではコミュニケーションを、大きく「双方向コミュニケーション」と「上意下達型」に分けています。
コミュニケーションの基礎として、新入社員時代に「報連相」を学んだ方もいらっしゃるでしょうが、"報告""連絡""相談"のうち、"相談"だけが、「双方向コミュニケーション」に該当します。コミュニケーションの向きが一方通行か、双方向かを考えてみればわかることです。

業績にプラス影響を与えるコミュニケーション領域は、「相談」「協働」「創知(創造知恵)」であることは、もうおわかりのことでしょう。したがって、双方向コミュニケーションが「業績を上げる組織風土改革」では絶対的な条件となります。

さて、次回コラムは「対話」についてお話します。お楽しみに。

世古 雅人
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