オフィスレイアウトの変更:役員室

最終更新日:2010年03月24日

まず、各部屋のスペースの問題がある。職位に従いスペースを決定するのか、全員一律にするのか決定する。それと共に、役員什器のランクについても検討がいる。必要什器は、机、椅子、クローゼット、書棚、場合により、クレテンザや応接セット、ミーティングテーブル。机とクローゼット、書棚、クレテンザは、同一シリーズで統一。価格帯は応接セット同様に幅が広い。予算とともに、職位別のランクを検討する。役員が多い場合は、トップの什器ランクをかなり上位に設定しないと、それに続かない場合がある。椅子については、机とは別に選定していく。これもランクの幅が広い。椅子は、価格と見た目の高級感は必ずしも一致しない場合もあるので、価格だけてなく見た目も確認しつつ決定していく。応接セットを用意する場合は、応接室の什器レベルとのランク付を行い選定していく。見た目も机の風合いと同系統のものを選定した方が、部屋全体として統一感が保たれる。

●設備・備品

必要設備としては、何を使用するかを事前に正確に把握しておく。端末やプリンター、テレビやビデオ等を使用するのであれば、その分の電源、テレビのジャックが必要になる。電話回線も何本必要か確認しておく。その他の備品として、置物や時計、壁掛けの絵が必要になる。

●運用ルール

喫煙が可能であれば、灰皿も必要になるし、灰の処理も必要になる。日々のごみ回収もルールを定めておく。鍵の管理もルールが必要である。退出後に鍵管理をおこなうのか、使用時のみ扉を締めておくだけなのか運用を決めておく。使用する人が役員だけに、失敗は許されず漏れの無いように事前に検討しておく。

(執筆:『月刊総務』)

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