実際の工事や作業の段階に入ってくると、工程管理が非常に重要になってくる。工事内容を十分に理解し、工事区分(工事業者の管轄範囲)を明確にし、他の工事への影響を考えながら工程をつくり、管理していく。関連する施工業者を一同に集めての工程会議を毎週1回開いて工程及び進捗状況を管理していく。ちなみに、移転・レイアウト変更翌日にも関連する業者には待機してもらい、不具合が発生したならば、すぐに対応できる体制にしておく。よって、翌日の待機態勢も事前に工程管理に組み込んでおく。かえって移転・レイアウト変更後の方が、使用方法等の問合せにより、なにかとわずらわしいことが起きるものである。
(執筆:『月刊総務』)