オフィスの移転・レイアウト変更作業で一番頭を悩ますのがシステムの移設についてである。特に、移転・レイアウト変更後すぐに接続され業務開始時までにシステムが稼働するかどうかは、ネットワーク社会の今日、何にもまして重要なポイントである。システム部門との連携は、総務部門にシステムに精通している人材がおれば必要はない。しかし現状では、総務部門とは別にシステム部門があり、そこが全社のシステムを統括している場合がほとんどであろう。その場合は、是非、プロジェクトの立ち上げ時からシステム部門を巻き込んでおくことが重要である。プロジェクトメンバーにシステム部門のメンバーを加え、毎週1回は必ず定例ミーティングを行うことが必要である。
(執筆:『月刊総務』)