ファシリティマネジメントの役割
ファシリティマネジメントの役割(その9)要求条件を伝える方法 〜プログラミング/ブリーフィング〜
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 専務理事 成田 一郎
最終更新日:
2011年10月31日
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ファシリティマネジメント(FM)を実践している時、新築、リニューアル、オフィス移転、レイアウト変更などさまざまなプロジェクトがあります。その際、大切なことは、目標やコンセプトなどを含んだ明確な要求条件を作成することです。
十分な要求条件を示さないで、とにかく図面を書いたり、イメージ図で進めたりして、その中で、条件や内容を詰めていく方法をとる方もいます。要求条件をまとめるにあたって、ある程度、状況やボリュームを把握するために、スケッチを描いたり図面化したりチェックすることも必要ですが、そのまま設計に進んでしまうのは避けるべきでしょう。
ゴールを決めず、方向性を判断する基準もないと、右に行ったり左に行ったり焦点が定まりません。無駄な手戻りも多く発生します。そして、最後に根本的問題でひっくり返ることもあります。
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