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ワークライフバランスという言葉があります。順序が逆で、ライフワークバランスと考えた方が良いと主張する人がいます。倉重英樹さんと小田毘古さんです(以下も御大を「さん付け」で失礼いたします。)
倉重さんは日本アイ・ビー・エム(株)の副社長をはじめ、プライスウォーターハウスクーパース(株)、IBMビジネスコンサルティングサービス(株)、日本テレコム(株)のトップを歴任され、現在(株)RHJインターナショナル・ジャパン代表取締役会長、そしてビジネス・コンサルティング会社の(株)シグマクシスの代表取締役会長でもあります。
小田さんは当コラムの前任者で、日本ヒューレット・パッカード(株)の不動産部長、ワークプレイス・サービス部門長を歴任されています。
このお二人がライフワークバランスを発信する「高原セミナー"倉重英樹塾"」を奥志賀高原で開催し、今年で4年目を迎えました。
会場は小沢征爾さんが演奏会を開催することで有名な「奥志賀高原ホテル 森の音楽堂」です。緑の高原のなかで、経営やファシリティマネジメントを語りあえる大変楽しい会です。
今年の「高原セミナー"倉重英樹塾"」は、6月25日(土)〜26日(日)に開催されました。今年のゲストは未来工業?の山田昭男取締役相談役。倉重さんと山田さんのご講演と、お二人を交えたパネルディスカッションが行われ、その後、参加者も交えての懇親会が行われました。
あまりに楽しいお話でしたので、ご迷惑もかえりみず、講演会終了後の懇親パーティでも夜がふけるまでお話をお伺いしてしまいました。 山田さんが昭和40年に岐阜県の片田舎(失礼!)に仲間数人で創業した未来工業(株)は、電気や空調などの設備資材(主にコンセントボックスなど、一般に建築の表面には見えない部材)の製造販売を行っています。
現在は、資本金70億、売上げ200億以上、社員数は800人程で、赤字無しのすばらしい会社です。
さぞかし厳しい会社と思われるでしょうが、社員全員が正社員、年間休日は140日、タイムカードなし、ノルマなし、残業なし、産休あり、そして高給で服装自由、5年に1回の海外旅行付き......とまさに未来を先取りした企業です。
ご想像どおり、経営方針は大変にユニークですので、そのお話を「バケツ理論」で解説・展開してみたいと思います。
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