ファシリティマネジメントの役割
ファシリティマネジメントの役割(その18)ファシリティマネジャーの条件
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 専務理事 成田 一郎
最終更新日:
2012年10月19日
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ファシリティマネジャーとはどのような条件を備える人なのでしょうか。
ファシリティマネジャーとは、ファシリティマネジメント(FM)を実践する人ですが、多くの国内企業では、ファシリティマネジャーという職能を明確にはしていません。
経営企画や総務、管財、建築、施設、営繕など、それらを総合的に実践する人のイメージですが、実際はその一部を総務部や施設部系の人が実践しています。
グローバル化した企業では、職能としてファシリティマネジャーの役割を明確にしているところがあります。
経営とは本業が上手くいくように、経営基盤の4要素「人・金・情報・もの(ファシリティ)」をマネジメントすることですから、これらを如何に上手くマネジメントするか、そしてそれらの状況を株主にも報告しなければいけません。そのためにはファシリティマネジメント部やファシリティマネジャーとしての職能が必要になるのは当然のことになるわけです。
グローバル企業でのファシリティマネジャーは、プロとして自覚と職能を持っています。ですから、他の企業にもヘッドハンティングされるのです。
国内企業の総務の方はいかがでしょうか。
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