ファシリティマネジメントの役割
ファシリティマネジメントの役割(その12)FMは「評価」と「課題発見」がコア
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 専務理事 成田 一郎
最終更新日:
2012年02月07日
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ファシリティマネジメント(FM)を実践して行く上で、大切な要素、あるいは技術は何かと問われれば、「評価」とお答えします。
「評価」というと堅苦しい感じがし、そのせいか日本人はあまり評価が得意ではありません。建物を建てても、目標通りにできたかを評価することはあまりありません。しかし、これを欧米ではコミッショニング(性能検証あるいは要求品質実現プロセス)と称し、実践しています。
出来上がった建物が、利用者にとってどれほど満足度があるか評価することも稀です。これは、POE(Pre/Post Occupancy Evaluation)と称して、建物をつくる前や後に満足度を評価するという手法もあります。
これを企業の方などに実施しましょうとお話しすると、なぜ必要か説明をして、説得から始めなくてはいけません。
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