2002年設立、デジタル時代のベスト・パートナーを目指す株式会社エル・ティー・エス。お客さまの変革実行能力を高めるためのコンサルティングを主軸としたプロフェッショナルサービスと、IT業界の企業や人材をつないで新しいビジネス機会を創出するプラットフォーム事業を展開。プロジェクト単位を越えて、長期にわたり現場に入り込んで成長を支援するサービスはお客さまの心をつかみ、この10年、堅実に増収増益を続けている。トップの樺島弘明さんにお話をうかがった。
写真◎田口 哲也
文◎石田 ゆう子
編集部 まず、現在に至るまでのご経歴から聞かせてください。
1975年神奈川県生まれ。慶應義塾大学卒業後、アイエヌジー生命保険株式会社に入社。ITベンチャー企業での営業ゼネラルマネジャーを経て、2002年3月現在の株式会社エル・ティー・エス設立に参画、取締役就任。2002年12月代表取締役社長就任(現任)。顧客に寄り添う企業向け変革支援と、ITビジネスコミュニティがつなぐテクノロジーの活用で、人・企業・業界の価値を最大化している。
樺島 大学卒業後、オランダの保険会社に入社しました。その後コンサルティング会社に転職する予定だったのですが、その過程で縁あって元アクセンチュアのメンバーがつくったITベンチャーに入りました。ところがその会社が経営困難に陥り、そのときに請け負っていた案件を最後までやり切るために別会社を立ち上げることに。それが当社です。成り行き企業なんです(笑)。
編集部 元々、コンサルタントを目指しておられたのですか?
樺島 ベンチャーキャピタリストになりたいと思っていました。NHKの番組でシリコンバレー特集を見て、自ら起業する人もいいけれど、それを投資で支えるベンチャーキャピタリストという職業もおもしろいな、と。それで就活していたのですが、この仕事は、金融、コンサル、ベンチャーの経験をしてからチャレンジした方がいいと助言をいただく機会がありました。それで金融機関からスタートしたわけですが、途中で自ら起業する方向に変わってしまって。ただ、小さい会社が大きくなる、歴史のない会社が歴史をつくっていく、といったことが好きなところは変わっていないですね。
編集部 現在、コンサル事業としてはDX支援を中心に展開を?
樺島 「デジタル」と「トランスフォーメーション」は相互に関連していて、変革を支援する中でテクノロジーをどう使うか、あるいは、テクノロジーを使わないでどう変革するか、といったコンサルティングをしています。本当の意味で成長を支援することが当社の価値になります。今は10年に1回の大変革を成し遂げれば競争力を維持できる、という時代ではなく、大中小さまざまなテーマで日常的に変革をしていくことが必要な時代です。当社はお客さまの現場に入り込んで、それぞれの変革テーマでプロジェクトを支援しつつ、お客さま自身の変革推進能力を伸ばしていきます。
ラリーカーのように悪路でも悪天候でも先に進める組織に
編集部 お客さまの教育的な支援まで行っているわけですね。
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