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2000年創業、医療人材と医療機関のマッチングサービスや、遠隔診療アプリ「ポケットドクター」などを手掛けるMRT株式会社。取締役の半数以上が医師という医療のプロ集団であり、現在、全国の医療機関に1日約1,000人の医療従事者を紹介。コロナ禍の今、ワクチン接種サポートなどでも活躍している。そうした社会的価値あるサービスを支える人材の確保、育成のために、2017年にアルムナイ採用を導入。現役の医師でもあるトップの小川智也さんにお話をうかがった。
写真◎田口 哲也
文◎石田 ゆう子
編集部 医師だったところから御社に入られたそうですね。その理由を含め経歴からお聞かせください。
小川 元々、救命救急医として大阪の現場で働いていました。とてもやりがいを感じていたのですが、日々、患者さんと向き合ううちに、そもそも病気にならないために何かできないかと思うようになり、東京で、救命救急医と並行して予防医療の勉強を始めました。
そのとき、同じ救命救急であっても大阪と東京とでは仕組みが異なることを経験し、日本全てで同じ医療を提供できているわけではないことに気付きました。そういったところを改善できないか。現場で私が感じたことを、何かいい方向に変えていくことに生かせないかと、医療システムの改革ということに興味を持ち始めたことが、入社のきっかけです。
編集部 ここでなら、それを目指すことができそうだと?
小川 「小医は病を癒し、中医は人を癒し、大医は国を癒す」という言葉があるのですが、私は大医につながることをやりたかった。当社に参画し、医療システムを変えていくことが、大医につながると思いました。
編集部 MBA取得も大医を実現するために?
小川 ビジネスの基本知識が全くない状況でしたから。第一線で働いている方々が集まる場所で学ばせていただくことが、最も効率がいいだろうと、思い切って飛び込みました。
医師と医療機関とのマッチングサービスをクラウドで提供
編集部 では、御社の事業ドメインについて教えていただけますか。
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