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2013年設立、収益不動産をメインツールとした資産運用コンサルティング事業を展開している大和財託株式会社。お客さまの「お金」に関するさまざまな悩みをうかがい、コンサルティングを経てベストな解決策を提案。実現までをワンストップで提供している。そんな専門性の高い事業を支えているのはプロフェッショナルな社員たち。いかに個のパフォーマンスを発揮してもらい、組織の成長につなげているのか。多彩な取り組みで企業理念や社訓の浸透に力を注ぐ、トップの藤原正明さんにお話をうかがった。
文◎石田ゆう子
編集部 新卒時は、全く違う業界に就職されていたそうですね。
藤原 元々はエンジニアになりたくて、地元の岩手大学工学部に進学し、東京に本社を置く流体制御弁メーカーに就職しました。岩手工場があったので、将来は地元で働けたらいいな、と。その一方で、自営業をしていた父の影響もあり、いつかは経営に携わりたい、そのためには中小企業の方がいいだろうとのキャリアビジョンも描きながらの就職でした。エンジニアとして入社しましたが、顧客を知るためにと営業に配属となり、広島と大阪で経験を積みました。ここで対人能力が磨かれたように思います。また、大阪のお客さまにサブコンなどがあったことから、不動産の知見を深めるきっかけにもなりました。
順調に出世もしていたのですが、20歳代後半に、地図に載るような大きな仕事がしたいという思いが強くなりました。でも、今から建築を学び直すわけにもいかない。それならデベロッパーだと、三井不動産レジデンシャルに転職。2年半、分譲マンション開発に携わりました。優秀な人が多い会社でしたから、ビジネスパーソンとして鍛えてもらえましたし、仕事はおもしろかったのですが、中途入社の自分が上を目指すには難しい会社だと実感。独立を考え始めました。一方、個人的に不動産投資を開始。コツコツと自分で勉強しながら、合計3棟の物件を購入しました。
当時はちょうど、日本が一億総中流時代から、格差社会へとかじを切ったような時代。今後、資産運用のニーズが、富裕層から会社員層まで起こってくるだろうな、と思いました。であれば、自分が経験を積んだこの不動産投資の領域は伸びていくに違いない。それでこの領域で独立しようと決めたわけです。
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