緊急チェック! 南海トラフ地震臨時情報終了で気が緩んでいる今、再点検すべき大地震対策の盲点
8月8日、宮崎県で発生した震度6弱(マグニチュード7.1)の地震を受け、気象庁は、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震が発生する可能性が相対的に高まっているとして臨時情報を出しました。
この臨時情報は「調査中」「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」(詳細は気象庁HPを参照)の4つのキーワード付きで発表され、当初は「巨大地震注意」で、1週間程度は警戒するようにとのことでした。その後、地殻変動の特異な変化などは見られず、8月15日に臨時情報は終了しました。
とはいえ、大地震の発生可能性がゼロに戻ったわけではありません。いつどこで、どれだけの規模で起こってもおかしくないのが大地震です。これまで通り落ち着いて日常生活や会社生活を送るためにも、普段から万一の事態に備えた心構えと防災態勢をスタンバイさせておくことが肝要です。以下で、最も基本的かつ見落としやすい防災の「盲点」にフォーカスし、4つのポイントとして解説します。「防災の日」(9月1日)、「防災週間」(8月30日~9月5日)に合わせて、あらためて地震対策について考えてみましょう。
ポイント1:自宅と家族の防災を再点検
会社として万全の防災体制で臨むつもりでも、その役割を担う社員一人ひとりの自宅や家族が災害に対して無防備なら、早くもスタートラインでつまずくことになります。もしものときに心置きなく任務に専念できるよう、次の2点は前もってクリアしておきましょう。
(1)自宅の防災対策
みなさんの自宅の安全性と防災への備えを見直してください。たとえば、室内をなるべく背の低い家具で統一したり、電化製品の配置を工夫したりするだけでも、地震発生時の転倒・落下によるけがや避難通路の妨げを防ぐことができます。食料、水、簡易トイレなどの非常時備蓄を行い、防災リュックはいつでも持ち出せるようにしておきましょう。
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