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世界有数の地震大国である日本では、毎日のように地震発生の報道を目にします。被害の生じる場所が決まっている噴火や水害と異なり、全国どこにでも生じる可能性がある大地震は、家庭や企業が防災対策をする際にも身近な「想定災害」であるといえるでしょう。今回はあらためて、大地震という災害の基本について解説します。
大地震の15%が生じる日本
地震大国日本、具体的にはどのくらいの地震が発生しているのでしょうか。1921年4月1日から2022年3月31日までの100年間に発生した、マグニチュード6以上のいわゆる大地震の数を、気象庁および世界中の地震観測をしている米国地質調査所のデータベースから参照すると、次のようになります。
全世界の地震発生数が1万1,613回、うち日本周辺では15.1%にあたる1751回の地震が発生しています。世界平均ではおよそ3日に1回のペースで、日本でもおよそ半月に1回のペースで、震災に発展する恐れのある「大地震」が生じているのです。まさに大地震は「来るか来ないか、ではなくいつ来るか」の対象だといえます。
地震と震災
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