総務の引き出し(防災)

台風・大雨に備える2022(5) 台風進路予想の見方と活用

ソナエルワークス代表  高荷 智也
最終更新日:
2022年11月22日
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台風シーズンに連日目にする「台風進路図」ですが、この図は単に台風の移動先を示すものではありません。警戒すべき台風が一目でわかるようになる、台風進路図の適切な閲覧方法について解説します。

「台風・大雨に備える2022(1) 水害対策の前提……対応方針を策定する」はこちら
「台風・大雨に備える2022(2) 浸水対策を実施する」はこちら
「台風・大雨に備える2022(3) 水害情報の収集と避難」はこちら
「台風・大雨に備える2022(4) 停電対策の方向性と実践」はこちら

予報円は大きさではなく確率

図表1:仮想の台風進路図(著者作成)

図表1:仮想の台風進路図(著者作成)
(※画像クリックで拡大)

台風進路図では「予報円」の大きさに関する誤解が多くあります。図表1に示す仮想の台風進路図で見てみましょう。

まず基本ですが、右下の「×」が現在地、黄色の円は風速15メートル毎秒以上の強風域、赤色の円は風速25メートル毎秒以上の暴風域を示します。風速が17メートル毎秒に満たないものは「台風」と定義されないため強風域は必ず示されますが、台風の勢力によっては暴風域がない場合もあります。

現在地の先に続く「円」は予報円で、台風の中心が70%の確率で入るエリアを示しています。中心を結ぶ線はあくまでも目安であり、表示されないこともあります。進路の予測は未来になるほど困難になるので、70%の確率で入るエリアもどんどん大きくなります。つまり、予測が難しい台風ほど、また予測が先になるほど予報円は大きくなるものであり、「台風そのものの大きさ」を示すものではないのです。

予報円と暴風警戒域の幅

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著者プロフィール

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ソナエルワークス代表
高荷 智也

備え・防災アドバイザー/BCP策定アドバイザー。「自分と家族が死なないための防災対策」と「企業の実践的BCP策定」のポイントを解説するフリーの専門家。講演・執筆・コンサルティング・メディア出演など実績多数。本誌にて「総務の引き出し:防災」を連載中。

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