1ヶ月のアクセスランキング
「冬」という環境は、気温の低さそのものが命にかかわるリスクとなりますので、相応の対策が必要です。今回は「低温」に対する備えを中心に解説します。
冬季に巨大地震が発生した場合
2021年12月、内閣府から「日本海溝・千島海溝」を震源域とする巨大地震が発生した際の被害想定が発表されました。震源に近い北海道から東北において甚大な被害が見込まれ、最大19万人を超える死者が想定されるという内容です。特に被害が大きくなるのは、冬の深夜に日本海溝を震源とする地震が発生した場合で、津波に加えて低体温症、つまり凍死者が多数生じる可能性が指摘されました。政府による大地震の被害想定で、凍死への備えがここまで明確に盛り込まれたのは初めてです。
防寒対策について
冬季の大地震で停電が発生した場合、多くの暖房器具が停止します。熱源にガスや石油を用いている場合でも、その器具を動かすためには電気が必要となる場合が多いため、冬季の防災対策は停電対策とセットで考える必要があります。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。