総務の引き出し(防災)

企業の防災備蓄(4) 食料の備蓄

ソナエルワークス代表  高荷 智也
最終更新日:
2021年10月21日
202111_034_ogp

前回は「水」の備蓄について取り上げましたが、今回は併せて重要な「食料」の備蓄です。備蓄食は種類が豊富で、どれを選べばよいのか悩みやすいものです。具体的な選定方法について考えていきましょう。

食料品の備蓄について

事業所に備蓄をする食料品は、「事業継続のための食事」と「帰宅をさせないための食事」に分けられます。まず前者、事業継続のための食事は、大規模災害時に現場での作業が必須である場合に、その作業者を支えるための食事です。これは、できるだけ普段の食事に近いものを準備します。

一方、いわゆる「会社の防災対策」で準備する備蓄食は後者、帰宅をさせないための食事です。大地震などでは強い余震による落下物や大規模な火災の恐れのある屋外は大変危険な状況のため、周囲が落ち着くまで3日間程度は事業所にとどまる必要があります。この期間に必要な食料品です。

備蓄食選びの考え方

では、具体的にどのような備蓄食を選べばよいのか、いくつかのポイントについて考えてみましょう。

続きは「月刊総務プレミアム」をご契約の会員様のみお読みいただけます。

  • ・付加価値の高い有料記事が読み放題
  • ・当メディア主催の総務実務の勉強会や交流会などのイベントにご優待
  • ・「月刊総務デジタルマガジン」で本誌「月刊総務」も読み放題
  • ・本誌「月刊総務」も毎月1冊、ご登録いただいたご住所にお届け
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツも割引価格でご利用可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

gs-takani2303

ソナエルワークス代表
高荷 智也

備え・防災アドバイザー/BCP策定アドバイザー。「自分と家族が死なないための防災対策」をテーマに、堅く思われがちな防災をわかりやすく伝える活動に従事。「企業の実践的BCP策定」ポイントを解説する専門家でもある。講演・執筆・コンサルティング・メディア出演など実績多数。防災系YouTuber、Voicyパーソナリティーとしても活躍中。

備える.jpそなえるTVそなえるらじお

総務の引き出し(防災)」の記事

2023年03月01日
2022年の災害・防災総括と2023年度へ向けての考え方
2023年01月26日
もし停電になってしまったらどうすべき? 冬の防寒・暖房対策

関連記事

  • 災害への備えは平時から。企業の防災担当者を強力にサポートする東京都のサービスとは PR
  • 事例:社用車管理のペーパーレス、コスト削減、ドライバーの働き方改革を実現するBqeyとは PR
  • 何気なく選んでいる複合機、それでいいの? ビジネスプリンターの新潮流「インクジェット」の魅力 PR

特別企画、サービス