総務の引き出し(採用)
最終面接直前に適性検査を実施しても意味がない? 御社が求める人材を採用できない原因の調べ方
株式会社人材研究所 代表取締役社長 曽和 利光
最終更新日:
2024年11月14日
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人手不足、採用難時代の現在において、多くの企業が「ほしい人を採用できない」と悩んでいると思います。日々原因やその対策を考えて、ああでもない、こうでもないと試行錯誤されているかもしれません。しかし、「ほしい人を採用できない」原因として考えられることは実は3つしかありません。それは、「そもそもほしい人が来ていない」か、「ほしい人を落としてしまっている」か、「ほしい人に途中で逃げられている」かです。ただ、自社において、そのどれによって「採用できないのか」がわからないまま、五里霧中で手当たり次第何かをやっているというところがほとんどです。しかし、当然ながら、原因が違えば、対策も違います。これをどうやって見抜いていけばよいのでしょうか。
適性検査で人物要件を可視化する
まず、「ほしい人」がどのような人なのかを特定しなければなりません。どの会社も抽象的な概念では何らかの採用基準や求める人物要件は決めていることでしょう。たとえば「コミュニケーション能力」「やり切る力」「挑戦心」などのようなことです。
ただ、このような抽象的で曖昧な基準では、集まっている応募者がそれに当てはまるのかどうかは感覚でしか判定できません。そこで、お勧めなのは性格適性検査を利用することです。世の中にはあまたの適性検査がありますが、自社の求める人物要件に近い尺度が要素として入っているものを探して、実際にそれを自社の既存の社員に実施してみてください。そして、実際にみんなで考えた要件が、適性検査の結果でも適合しているのか、つまり実際のハイパフォーマー(高業績者)に当てはまっているのかを確認してみましょう。
「ほしい人を採用できない」3つの原因を調べる
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