総務の引き出し(採用)
100人採用希望ならプレエントリーは6400人必要 25年卒採用活動前に準備しておくべきこと
株式会社人材研究所 代表取締役社長 曽和 利光
最終更新日:
2023年09月20日

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昔は「季節労働」などとも呼ばれ繁忙期と閑散期があった新卒採用も、最近では夏のインターンシップからのスタートが一般化し、通年で活動するようになってきました。そのため、まだ24年卒対象の活動を継続しながらも、同時に25年卒対象の新卒採用活動の計画をそろそろしなければならなくなっている企業も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自社の採用活動がちゃんとうまくいっているのかをどのようにして振り返っていけばよいのか、そして、それを基にどのように来期の計画を立てていくのかということについて、大まかな流れとポイントをお伝えしたいと思います。
「内定寄与率」から募集チャネルを見直す
まず、数字的なところを見てみましょう。募集チャネル(ナビなどの広告、合同説明会、スカウトメディア、社員や内定者からの紹介、人材紹介会社からの紹介など)ごとに、何人来て、そこから内定受諾者が何人出たのかを割合で出してみてください。これを「内定寄与率」と呼びます。この数字を毎年取っていれば、どの募集チャネルがどのくらい効果があるのかとか、それがどのように変化しているのかがわかります。当然、「内定寄与率」が高い募集チャネルに労力やコストを集中させます。ただ、数値だけではなく質の問題もあるので、そのあたりも加味して最終的にはバランスを取ります。
何人集めて、何人に内定を出さねばならないか
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