総務の引き出し(採用)
採用の「旬」を逃すな! 新卒採用後半戦に突入。活動が一巡した今だからこそ効く5つのアプローチ
株式会社人材研究所 代表取締役社長 曽和 利光
最終更新日:
2025年04月11日

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そろそろ新卒採用も前半戦(大手企業の採用活動の山)が終わりそうな時期になってきています。「もう母集団が尽きた」「あとは辞退者がどれだけ出るかの勝負だ」と、あきらめムードになっている採用担当の方も多いかもしれません。しかし、ここで手を止めてしまうのはもったいない。むしろ、今だからこそ効く打ち手があります。多くの企業が前半戦に集中し、採用活動が一巡した今こそ、「後半戦でしか拾えない人材」が動き始めています。今回は、これからでも実行できる5つのアプローチをご紹介します。
1. プレエントリー未接触者への再アプローチ
まず見直してほしいのが、すでに接点を持ったことのある学生たちです。たとえば、プレエントリー(個人情報の登録のみ)はしたが、説明会に来なかった学生、選考を案内したものの無反応だった学生、あるいは一次選考で辞退したり、ドタキャンしたりした層。こうした層は、当時の志望順位や就活状況によって動かなかっただけで、今あらためて連絡すれば反応が変わる可能性があります。
特に3、4月は、大手企業の選考に集中していた学生が多く、それ以外には目を向けられていないことが少なくありません。5月以降はその反動で視野を広げる学生が増え、再アプローチに対する反応率も上がる時期です。「一度駄目だったから」とあきらめず、リストを掘り起こしてみてください。これは、広告費もかからず、最もコスパの良い母集団形成策の一つです。
2. 内定者からの「同級生リファラル」
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