総務の引き出し(デジタル化推進)
決算業務に大きな影響を与える 財務会計システムの選定方法
日本クラウドコンピューティング株式会社 代表執行役 ITコンサルタント 清水 圭一
最終更新日:
2023年03月02日
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3月末が決算期の企業の多くは、多忙を極める時期かと思います。決算業務に大きな影響を与えているのが財務会計システムです。今年度の決算を踏まえ、次年度に効率的、かつ使い勝手の良い財務会計システムを導入検討する機会も増えるかと思います。今回は、企業にとってなくてはならない財務会計システムを選定する際のポイントを解説していきます。
適切な財務会計システムは事業規模で変わる
財務会計システムの選定において重要なポイントは、利用する企業の売り上げ規模です。
財務会計システムのクラウドサービスやソフトウエアは、「個人事業主から大企業まで」といったオールマイティーな対応をうたうケースがありますが、実際には売り上げ規模が数千万円の企業と、数兆円の大企業では、財務会計システムに求められる要件や経理業務は全く異なります。以下にて売り上げ規模別に選定ポイントを解説していきます。
売り上げゼロから5億円未満の企業
年間売り上げゼロのスタートアップから、売り上げ5億円未満の企業の場合、顧問契約をしている税理士事務所に経理作業そのものを委託し、自社では財務会計システムは持たない、もしくは利用しない方が適切な企業も多くあります。
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