総務の引き出し(デジタル化推進)
キャッシュレスから始める、総務部門のデジタル化推進
日本クラウドコンピューティング株式会社 代表執行役 ITコンサルタント 清水 圭一
最終更新日:
2022年10月26日
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キャッシュレスの広がり
私たちの日常生活の中で、クレジットカードやQRコード決済といったキャッシュレス決済がかなり浸透してきました。
その一方、企業の総務部門では、仮払金の余剰分返金や、従業員向けの社内販売、社内食堂や弁当などの従業員負担分受領など、突発的に従業員から受領する小口現金があります。
現金の扱いは横領や盗難などのリスクが大きく、管理に手間がかかります。また、現金の扱いが発生することにより、経理システムへの手入力や現金照合など、のちの業務負担を増幅させてしまいます。
しかし、こういった従業員から受領するような現金は、営業活動から受領する現金と比較すると金額も少額ですし、頻度も少ないため、旧来のまま手付かずにしている企業も多いのです。
キャッシュレスの仕組みを導入するのはコストがかかるという認識が残っているため、給与計算事務が煩雑になることを承知で、現金を扱わないキャッシュレス方法として、給与天引きによる処理を採用している企業もあります。
しかし、ここ1、2年で状況は大きく変化しており、キャッシュレスの仕組みを簡単に、無料もしくは安価に導入することができるようになりました。
今回は、低コストでキャッシュレスを導入し、総務部門で発生するような現金扱いをゼロにして業務改善する方法を解説していきます。
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