総務の引き出し(コミュニケーション)
本当は「どんなときに」「どんなことを」「誰に」すべきなの? 【報・連・相】ルール化のススメ
株式会社ヴィタミンM 代表取締役 鈴木 真理子
最終更新日:
2023年11月08日
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チームで協力し合って仕事をするためには、報・連・相が欠かせません。ただし、「報・連・相しましょう」と呼び掛けるだけでは不十分です。先日、若手社員向けの研修をしたら、こんな声が上がりました。「上司やリーダーが忙しそうだから話し掛けにくいんです」「相手の仕事を邪魔しないよう、小さな出来事までわざわざいいません」。そんなふうに遠慮したり、自己判断で報告しないメンバーがいると、とても危険です。では、自発的に報・連・相が上がってくるチームをつくるにはどうしたらよいでしょうか。
報・連・相のルールを作る
オススメしたいのは、職場のルールとなる「報・連・相の目安シート」を作ることです。図表1を参考にして作成し、チームで報連相することを標準化しておくと、人によってバラツキが生じたり、タイミングを逸したりすることがありません。
「どんなときに」「どんなことを」「誰に」報・連・相すればよいのか、共通の認識を持つことができるでしょう。文字にして可視化すると、メンバーが迷ったとき確認することができますね。この仕組みにより、必要な情報がリーダーへ伝わるようになります。
また、新しいメンバーが加わったら、「報・連・相の目安シート」を渡しましょう。OJT(職場内教育)の一助として活用すれば、指導する人の業務効率化にもつながります。
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