総務の引き出し(コミュニケーション)
そのラリー、必要ですか? 金曜夕方の送信は特に注意。読み手の時間も無駄にしないメールの書き方
株式会社ヴィタミンM 代表取締役 鈴木 真理子
最終更新日:
2024年08月23日
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毎日届くメールを読んでは返すうちに、あっという間に時間が経っている……。そんな経験はありませんか? メールは便利なコミュニケーション手段ですが、一方でメール処理に費やす時間を減らしたい、と考えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、効率的かつ印象の良いメールの書き方についてお伝えします。
日程調整メールは候補を挙げる
会議や訪問する日時を決めるとき、お互いに「いつでもいいです」と遠慮し合うと、なかなか決まりません。また、よくある「都合の良い日はいつですか?」「都合の悪い日を教えてください」という質問ですが、読み手は返信しづらいものです。
以前、私が取材の依頼を受け、取材の日時を決めたときのことをお話ししましょう。取材をする側のメールに「こちらはいつでもいいです」と書いてあったので、「では○月○日(○)11時からお願いします」と返信しました。間もなく返信があり、「あいにく○月○日(○)は先約が入っているのでダメです」とのこと。先方だって、ほかの仕事があるわけですし、いつでもよいはずはないのです。「ピンポイントで日時を限定して伝えたこちらがいけなかったのかな」ともんもんとしつつ、「NGの日があるなら先に教えてくれたらよかったのに……」と思ってしまいました。
もし空いている日時が多かったとしても、せめて「○/○(○曜)~○/○(○曜)の間で」など、おおよその期間を示すのが親切でしょう。
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