総務の引き出し(コミュニケーション)
【4月入社】受け入れ準備は万全? Z世代のやる気を引き出し、早期離職を防ぐ、OJTノウハウ
株式会社ヴィタミンM 代表取締役 鈴木 真理子
最終更新日:
2025年03月17日

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4月になると新入社員を迎える職場も多いことでしょう。3月は年度末で忙しい時期ですが、新入社員の受け入れ準備をしておくのも大切な仕事です。なお、近年企業を悩ませているのが、Z世代など若手社員の早期離職です。そこで今回は、早期離職防止のためにも新入社員に指導するときのポイントについてお伝えします。
新入社員の離職率は約4割
まずは新入社員の離職率についてです。厚生労働省が発表した「新規学卒者の離職状況」によると、2021年3月に卒業した新卒新入社員が就職後3年以内に離職した率は、大卒34.9%、高卒38.4%となり、いずれも前年度より上昇しています。つまり約4割近くの人が3年以内に会社を去っていくわけです。
退職理由は期待とのギャップ、たとえば給与や配属部署、業務内容、残業、人間関係などさまざまでしょうが、教育体制が整っているか、仕事を教えてもらえるかも重要なポイントになると私は考えています。
OJTの重要性を知り、リスク対策を!
私は毎年4月になると、各社の新入社員研修に出向きます。新入社員と話したりアンケート結果を見たりすると、「定年まで1社で働きたい」人はごくわずか。「この会社にいて自分が成長できるだろうか」「ロールモデルがいるだろうか」と冷静に見極めて「ダメなら他社に転職します」と合理的です。
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