総務の引き出し(SDGs)

「やっているフリ」が自社の首を絞める ―― 「SDGsウォッシュ」を予防するたった1つの方法

小樽商科大学大学院 商学研究科 准教授 泉 貴嗣
最終更新日:
2023年04月12日
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2030年のゴール年まで折り返し地点を過ぎたSDGs。学校教育ではすでに広く知られており、ビジネスでは大企業だけでなく中小企業にも知られるようになりました。その一方で問題も起きています。それはSDGsの取り組みを掲げながら、実際にはその実現に取り組んでいない企業の存在です。このようなSDGsの「やっているフリ」こそが「SDGsウォッシュ」です。今回はこの問題について考えてみましょう。

SDGsの認知度の高まりとともに生じる問題「SDGsウォッシュ」

SDGsは持続可能な世界、誰一人取り残さない世界、という考えを実現するために国際社会が目指すゴールであり、その目指す内容から、多くの人は【SDGs=良いコト】という認識を持っています。たとえばゴール1の「貧困をなくそう」というゴールを目指すことに対して、多くの人が賛成するでしょう。

官民を挙げた情報発信の成果もあって、わが国においてSDGsは社会的なトレンドになったといえるでしょう。ビジネスでもSDGsのシンボルである17色のカラーホイールのバッジを着けた人が増え、SDGsの存在感を視覚で理解できるようになっています。

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著者プロフィール

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小樽商科大学大学院 商学研究科 准教授
泉 貴嗣

専門はサステナビリティ経営、ビジネス倫理。自治体の中小企業政策や中小企業のサステナビリティ経営の支援、上場企業の常勤監査役などを経て現職。著書に『やるべきことがすぐわかる! SDGs実践入門〜中小企業経営者&担当者が知っておくべき85の原則』(技術評論社)など。

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