総務の引き出し(SDGs)

SDGsを着実に進めるために、従業員の「やる気」を刺激しよう

小樽商科大学大学院 商学研究科 准教授 泉 貴嗣
最終更新日:
2022年09月26日
gs220926100-1

SDGsの実現には社内外にまたがる社会問題や環境問題に対して、ビジネスで立ち向かう必要があります。しかし、SDGsの実践は決して掛け声だけで進むものではありません。そのため、その取り組みを形骸化させず、しっかりと問題の解決と自社のサステナビリティを両立させるには、「工夫」が求められます。そこで今回は、SDGsを着実に進めるための、工夫について考えてみましょう。

従業員こそがSDGs実践の担い手

ご存じのようにSDGsは17のゴールから成り立っています。各ゴールが示す内容は非常にスケールが大きいため、「何をすればよいの?」と悩む企業は少なくありません。企業がSDGsのどのゴールの実現に寄与するか、あるいはどのゴールを自社の経営課題として取り組むかは、その企業が経営環境や経営資源をしっかりと把握、分析して決めることですが、どのような企業でもその取り組みにおいて共通する点があります。それは、SDGsの実現に向けた取り組みを実際に担うのは、経営陣ではなく、現場の従業員のみなさんだということです。

前述のように、SDGsは社内外の社会問題や環境問題とかかわっています。それはすなわち、企業によるSDGsの実践が日々の業務と密接不可分の関係にあることを意味します。たとえばセクシャルハラスメントの防止はSDGsのゴール5に、グリーン購入や授産施設からの用度品の調達などのいわゆるサステナブル調達はゴール12に、社用車などのエコ運転は身近な脱炭素活動でゴールにかかわっています。このように、あらためて社内を振り返ると、SDGsは従業員が行うさまざまな業務とかかわっていることがわかります。だからこそ、SDGsの実践は経営陣の課題だけでなく、従業員の働き方にもかかわってくるのです。

古い企業観、労働観からの脱却

続きは「月刊総務プレミアム」をご契約の会員様のみお読みいただけます。

  • ・付加価値の高い有料記事が読み放題
  • ・当メディア主催の総務実務の勉強会や交流会などのイベントにご優待
  • ・「月刊総務デジタルマガジン」で本誌「月刊総務」も読み放題
  • ・本誌「月刊総務」も毎月1冊、ご登録いただいたご住所にお届け
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツも割引価格でご利用可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

画像なし

小樽商科大学大学院 商学研究科 准教授
泉 貴嗣

コンサルタントとして自治体のCSR政策や中小企業のサステナビリティ経営の支援、上場企業の常勤監査役などを経て現職。そのほかNPOを支援する公益財団法人の理事を兼務。著書に『やるべきことがすぐわかる! SDGs実践入門〜中小企業経営者&担当者が知っておくべき85の原則』(技術評論社)など。

関連記事

  • 出社時の座席は抽選。座席管理システムで、固定席からフリーアドレスへソフトランディング PR
  • 通話内容を解析・可視化するAIツールで、リモートワークのコミュニケーション課題を解消! PR
  • ファンケル、企業の健康課題にあわせて、多様なサービスで健康経営をサポート! PR

特別企画、サービス