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「人がなかなか採れない」という悩みは、今やどの企業でも共通の課題です。しかし、私は2026年という年を振り返ったときに「あのときが大きな分岐点、いわば折り返し地点だった」といわれる年になると考えています。今回は、2026年に向けて新卒・中途採用がどのように変化していくのか、そして私たちは未来のためにどのような「種」をまいておくべきかについて、ぜひ一緒に考えてみましょう。
人材採用に迫る「AIの影響」と「二極化」
現在、採用市場は長らく厳しい状況にあります。有効求人倍率は1.2倍程度ですが、ハローワークのデータには非正規の求人が多く含まれており、民間の転職データ(dodaなど)を見ると、3倍前後を記録することもあります。依然として「非常に採りにくい」状況です。
新卒採用も、ここ10年ほどは「売り手市場」が続き、採用の最重要テーマは「動機付け(いかに自社を選んでもらうか)」でした。しかし、2026年を境に、この流れが再び「選抜の強化(自社に本当に合う人を見極めること)」へと戻っていく可能性があります。その背景にあるのが、生成AIの急速な普及による職種構造の変化です。
生成AIの進化は、私たちが想像する以上のスピードで進んでいます。アメリカでは、AIによって代替可能な領域、たとえばエンジニア、コンサルタント、バックオフィス、管理職、そしてエントリークラス(新人層)などで採用を控える動きが出ており、若年層の失業率が急上昇しています。日本も人口動態こそ違えど、構造的には似た現象が緩やかに起こる可能性があります。
ここで注目すべきは、採用の「二極化」です。
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